2009年05月31日

◆ふたたびのはじまり

過去のWeb日記やmixiの書き込みをこのブログに再録を始めました。
なぜそんなことをするかというと...「なんだかもったいない」から。

投稿日は2002年から始まるので、ちょっとおかしな感じですが、
よければお付き合いください。

あまりにも時代を感じさせるコメントもありますが、
それはそれで補筆してフォローしていきたいと思います。

あらためて、はじまりはじまり…

日記「Σ某」は2002/02/01から。
  


Posted by yassy at 18:48Comments(0)その他

2002年07月24日

◆誰のための特許なのか

ネットニュースでやるせないニュースを見つけた。

ネットだけでなく画像ファイルのフォーマットで世界標準といっていいJPEGの
特許問題が浮上したのだ。
JPEGの特許を所有しているというForgent社は今になってライセンス料を
要求するらしい。
充分に普及した後にライセンス料を請求するとは、デパ地下で試食したら
ちゃんとレジで精算されてしまうような全く感心しないやり口である。

これは、以前UNISYS社がGIFフォーマットでやったのと同じ手口だ。
柳の下のドジョウを狙った卑劣なやり方が世界中に認められるとは到底思えない。
燃すぞコラForgent社!

確かに特許制度は必要だ。
古来から発明・発見にて技術は発達したのだし、進歩を緩めずに市場形成するには
発案者の権利を守ることも一理ある。

だが、法は悪用するためにはない。

わざとオープンにして拡大した例がある。
カセットテープの規格を確立したPhilipsとか、映画化までされたVHSビデオの
逆転劇は利害を超えたはたらきかけがもたらしたものだ。
カセット/VHSともに、普及することでこんにちの我々は大変便利な社会となった。
今頃になってこちら側から「よくよくお礼言わなきゃね」という感じだ。

「普及してナンボ」と「普及したからナンボ」は意味が違う。

Forgent関係者でJPEG特許の主張を考えた奴は地の果てまで追いつめて串刺しにしてやる
世界中がそっぽを向いている間に、息の根を止めてやる。  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月23日

◆お客さんならどうするだろう

昨日発生した、印刷機能障害の原因は意外と早く発見できた。
今日一日はネットでFAQ情報収集紀行となるだろうと思っていただけに、
あっさりと解決方法も得られたので気抜けしてしまうほどだった。

でも、しかし、けれども、but。
今回の障害で如何に貧弱なプリントアウト機能であるかがわかった以上、
ちゃんと整備したくなる衝動に駆られる。
これで「OKです」なんて言ったら前職の上司であったT女史に即殺されてしまう
でも、次の作業がたて込んでいるから必要最小限に抑える。
何よりも、お客さんができるだけ早く使いたいのであるから、
それを優先することにした。

お客さんが求めていること、そして自分にできることの相違点を知ることが大事だ。
これは、前職で言い聞かせられていたことの受け売りなのだが、今でも私の業務経験で
得た大切なことのひとつとして、肝に銘じている。


あと、従姉から聞いた話。
夕食の支度をする母親のエプロンを子供が引っ張る。「ねえ、ごはんまだ?」
これに対するとても有効な答えは「もうすぐできる」とか「もうちょっと待って」
ではないという。
「そう、おなか空いたんだね」と子供の状態をそのまま言葉にするそうだ。
それだけで子供は母親に気持ちが届いたことに満足するわけである。

対応する前に、お客さんの意向を知りどういう状態かを知ることが大切だとすることに
似ているような気がする…  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月22日

◆唄うプリンタ

職場のプリンタの調子が悪い。
用紙の巻き込み/排出時のローラーじゃなかろうか。
キュルキュル...というような感じでなく、
ホューーー、ホューーー……というような音。

プリンタが唄っている。

職場のみんなが使っているプリンタだから
プリンタは唄いっぱなし。
ジャイアンのリサイタルなみにエンドレスである。

まあいい。あのころよりは。

学生時代に、大学祭用コンピュータ占いの開発(!)をしてた頃、
もっとキツかったのは、室内に流れるエンドレスミュージックだった。
当時の私は、講義の合間やら、昼休みの終わり、夕方などに
コンピュータ倶楽部室であれこれとプログラムをしていた。

音楽がないとちょっと寂しい。
だから、環境音楽とか、BGM系のCDを持ち込んだ。
Windham Hillとか映画サントラやJazz系の曲とかだ。
静かな感じで、思考の妨げにならない様なタイプの曲を
部室に誰もいない頃合いに、流していた。

気分がいい。ノってくる、というより雑念が湧かない。
プログラムに集中する。と、そこへ後輩が部室に戻ってきた。
「某さん、CD換えていいですかぁ?」

聞くとはなしに聞いているが、まあよかろう。
CDを換えてもいいと後輩に言うと、そこらへんにあった
大物プロデューサTKのテンポの激しい曲がかかる。
その頃流行っていた、英小文字3文字のグループのCDだ。
だが、それは既に誰かがかけていたCDだ。

後輩が退室したら、また私はCDを換える。
別の後輩が来ると「換えていい?」とまたさっきのCDに戻す。

こうして、英小文字3文字のグループのCDを一日10回近く聞く羽目になった。
しかも、そんな開発の日々が20日は続いた…
大物プロデューサTKの曲は似たようなのが多いから、
大学卒業後2年ほどは、彼のプロデュースした曲が大キライだった。

…プリンタは相変わらず歌い続けている。
明日には、CEが来てくれるであろう。

仕事をしながら唄うプリンタに心の中で悪態をついていると、
職場のNさんが声をかけてきた。

「某さん、こないだのあのデータベース、印刷機能チェックした?」
「いや、前任者がそこまで作ってあったみたいなんで何もいじってないですけど」
Nさんはちょっと困った顔をした。
「うまくプリントアウトできないって言ってるけど、直せそうかな?」
しまった、あの前任者なら作りかけて放置していてもおかしくない。

でも、データベース整備と登録が最優先課題だったから、印刷機能は
盲点であった。

しまった。  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月21日

◆夏バテ対策(2)

妻と出かけたついでに、なにか食べようということになる。
昨日食い道楽をしたけど、まあいいか。
「そういやSに行ってないね」
久々に三鷹にインド料理を食べに行った。
ここは、以前(4/7)手厚いもてなしを受けたところだ。
まあ、今回はそこそこにオーダーするとしよう。

「お久しぶりですね」
店長のRさん、インドな微笑みで迎えてくれる。
(実はRさん、出身はバングラデシュなのだが)
「どんどん注文してください。どれもおいしいですよ」
いやーRさん、勧めるまま食べると動けなくなっちゃうんで…
無難なカレーセットと、おなじみのタンドリチキンでいいですよ!
またスパイス酔いしたら、明日仕事どころでなくなってしまうし。

店長のRさんは、気さくないい人である。
こちらが食べているところに、邪魔にならない程度に
いろいろと話しかけてくる。
食事だけでなく、会話も楽しめるのがこの店のいいところだ。

話題が、タンドールの話になった。
「某さん、タンドール見てみますか?」
キッチンの奥にあるタンドールを見せてもらうことに。
なんだか、大きな壺のようなタンドール。
大きさはというと、家庭用洗濯機よりやや大きいぐらいだろうか。
のぞき込むと、熱気が顔を包んでくる。
これでタンドリチキンを作っているのか…

今日は控えめに、ナンを1枚追加したぐらいで満腹になった。
昨日のウナギも含め、これだけ食べれば夏バテなんかできそうにない。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月20日

◆夏バテ対策(1)

土用の丑の日なので、うなぎ屋さんは大忙し。
本来なら「平賀源内の作戦にのるものか」と思うところだが、
無性にうなぎが食べたかった。

行くなら、池波正太郎が通っていたところがいい。
なあに、値段なんか気にするものか。
予約が必要かどうか、Webで調べりゃいい。

ところが、何かと用事が舞い込み、夕方になってしまう。
「しょうがない、近所のTに行こうか」
近所にある「T」というお店は去年の土用丑+1週間の日に行って
「ここのうなぎ旨いじゃないか」と気づいた店である。

妻と店に行くと、案の定行列が出来ている上に、相席となりそう。
まあいい、待った分だけうなぎが旨くなる。相席だって構わない。
「こんなにお客さんが来てくれたの、初めてだ」
「T」の親父さんは、うれしい悲鳴をあげていた。

朝から店内はてんてこまいで、店員も疲労困憊の様子。
相席だった客が帰っても、片づけにこないし、
時々オーダーが前後してしまい、ムクレる客も。
大変なのは承知の上だが、やはり頑張ってほしい。
来年はちょっとだけ、お客が減ってしまうかも。

それでも、うな重は丁寧な出来だった。
そそくさと食べ、店を出る。
ダラダラ店でくつろがれたら、お店の人も消耗するからだ。
「お待たせしてすいませんでしたぁ!」
声をかけてきた親父さんに、「来年もよろしく」と笑顔で応える。
この親父さんがいるから、行列の出来るお店になったんだなぁ。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月19日

◆金魚

帰り道、電車が混み合っていた。
どこかでお祭りがあったのだろう、浴衣姿の女性が目立つ。
そして、座席のとある女性に目を留めた。

手にしているビニル袋に、金魚が一匹入っている。
おそらく金魚すくいで手に入れたのだろう。
彼女はずっと金魚を見入っているが、ひとつ大事なことを忘れている。

ギュッっと袋の口を縛ったままで、空気が入っていない。

「なんかこの金魚、元気ないね」
傍らの友人と話している彼女。どうやら気づいてない模様。
どうにか声をかけてみたかったが、彼女との距離が中途半端に
離れていて声をかけづらい。

ちょっとでいい。空気をいれてあげるんだ。

混み合った電車内と、空気が足りない金魚の袋がオーバーラップする。
金魚の息苦しさが、わかるような気がしてならないのだ。
次の駅に着いたら、彼女に声をかけてみよう。
変な人と思われてもいい。
いたたまれない気持ちをどうにかしたいだけだ。

駅に着き、電車が止まった。
彼女たちは降りていく。

…どうにも声をかけられない。

金魚に悪いことをしてしまったなぁ。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月18日

◆深夜の映画は体に毒

寝ようと思ったが、なにげにTVを見た。
とある映画チャンネルでリモコン操作の手が停まる。
シェークスピア原作を大胆にアレンジした「タイタス」だ。
どうも、シェークスピア戯曲中もっとも残酷な描写が多いと言われ、
やはり映画も過激なシーン描写をせざるをえなかったようだ。

時はローマ帝国時代、猛将タイタスが戦地より凱旋すると
ほぼ同じくして皇帝が崩御する。
後継者争いにて陰謀渦巻く中、タイタスの私情が多少からんだ
だけで、悲劇の歯車がフル回転していく…。
映画開始から30分もいかずに、彼は息子を手にかけ殺してしまう。
1時間もいかないうちに最愛の娘を汚され、さらにまた2人の息子を失う。
他にも悲惨なことが続くので、よくもまあこんなにひどい場面が
次から次へと繰り出せる(考え出せる)ものだと思う。

巷のサスペンスドラマなんか悲惨でもなんでもない。

主人公タイタスを演じるはあのアンソニー"レクター博士"ホプキンス。
息子の仇敵タイタスに復讐を誓う征服された女王タモラは「トッツィー」や
「郵便配達は2度ベルを鳴らす」のオスカー女優ジェシカ・ラング。
あとのキャストは…知らない。
舞台俳優などが起用されているはずだが、私はそこまで詳しくない。
その辺は映画好きな人のWPや配給会社に解説を譲ろう。

舞台はローマ時代の遺跡とかそんなんではなく、時代考証をワザと
ごちゃまぜにして現代と古代ローマを交錯させた不思議な空間を
演出しており、ユーロピアン趣味な演出がされている。

ついつい見入って、映画が終わったのが午前3時。
ぐったりと疲れながら、床に入る。
案外、見応えのある映画ではあった。(まあシェークスピア戯曲なんだし)
でも深夜の映画はなまじっか集中して見てしまうから、身体に悪いなぁ。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月17日

◆男の心得

最近、池波正太郎の本を読んでいる。
彼の著作は主として時代小説なのだが、異色なエッセイもある。
「男の作法」といって、氏のインタビューをそのまま文字起こししたものだ。
まるで、氏が語りかけるようにページが進む。

彼なりの「粋」な立ち居振る舞いがつづられている。
自分のこと、仕事のこと、趣味のこと、生き方のこと…
実践することは意外にシンプルなものの、板につくまでが難しい。
やはり男は磨き続けねばならない生き物なのか。
あるいは、手入れをせねばサビてしまう刀のようなものか。

読むだけでは血や肉にならず「心得」として留め置かないと
いけない本である。
できれば、もうちょっとだけでも早くこの本に巡り会えていたら。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月16日

◆ワン切り死すべし

初めてワン切りに遭ったのは半年前のこと。
一瞬で切れる不思議な電話に「?」と思い電話したら、
わけのわからん音声サービスのアナウンスが。
途端に怒りがこみ上げてきて、すぐに切った。

番号通知サービスを逆手に取り、一回だけ電話を鳴らし、切る。
「何なんだろ」という人間の心理をつき、無駄な電話代がかさむ。
そんなワン切りにひっかかる自分も悔しい。
また、ワン切りに出た人に後日「今から電話代を取り立てにいくぞ」という
脅迫電話がかかることもあるらしい。
まったくもって百害あって一利なし、ワン切り業者への怒りはおさまらない。
(さいわい、私にはまだ脅迫電話はない)

ワン切りの対策としては「知らない番号に返信しない」とあるが…

以前、仕事を一緒にしたことのある人で、どうしても仕事のことで
連絡を取りたくて携帯にかけてみたら、絶対につながらない。
後日その人と顔を合わせたら、「こないだ変なとこからしょっちゅう
電話がかかってくるんだよ」という。
案の定、私からの電話であった。
前日の打ち合わせで私の電話番号を教えていたにもかかわらず。
そこで私がどうしても連絡をとりたかった旨を伝えたが、
「知らない番号には出ないようにしてるんです」と開き直ったので
即座に頭を叩き割り葬式を出してやろうかと思ったことがある。
(そのうち彼は仕事先からの電話にも出ないため締め出されてしまった)

いつかワン切り業者にこっぴどいしっぺ返しをしてやりたい。
まず、どうにかしてワン切りの仕組みを解析する。
そしてワン切り番号にひたすらワン切りするのだ。
目には目を、ワン切りにはワン切りを。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月15日

◆ウィルスかよ!

10日前から、変てこなメールがよく来る。
私が使っているメールソフトは「電信八号」といって
メールソフトのセキュリティホールをついて感染する、
いわゆる「Melissa」型のウィルスに耐性のあるソフトである。

と、いうかOutlook/Expressに比べれば断然マイナーだから
ウィルス作者が対応しきれていないだけの話。

この、怪しいメールは送信データの一部にに矛盾が生じるので
メールを開くときに「なんかおかしいでっせ」と電信八号は
知らせてくれるのだ。
どうせKlezだろうと思い、送信元が改竄されているので
「感染してませんか」と返信もできないので、
ウィルス疑惑メールはゴミ箱に捨てるしかなかった。
確かに「Re: Your Password」なんてサブジェクトにあると
「パケット解析されたのかな」と不安になりうっかり開いて
しまいたくなるメールである。

そして今日、ZDNetニュースにて新種ウィルス「Frethem」とわかった。
ありゃりゃ、新種だったとは…
流行に敏感というか、それでもゴミ箱ポイな鈍感というか。

こちらからウィルスメール送信した形跡はないが、多少不安…  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月14日

◆Palmのいない日(2)

所用で外出した。
電車の中でいつものように、Palmを開く。
すると、なぜかリセットしたかのようなスプラッシュ画面。

一瞬、いやな予感がした。

何もリセット操作をしていない我がCLIEは
「てめー充電してねーからメモリ揮発しちゃったよ」と
ばかりに最初期設定画面を出したかと思うと電源が落ちた。

…確か、最後に充電したのは4日ほど前のことだ。

がっくりと力が抜けた。
ああ…充電しなかったオレが悪かった。
でも、でも…

この手持ちぶさたな時間をどう過ごせばいいのか。

Palmが使えないとどれだけ不便か、2日前に反省したではないか。
いや、やっぱり反省しても気にしていなかったのが悪い。
ああ、早く家に帰りたい。
早く充電して、データを復活させねば。

だが電車はまだまだ、自宅までは遠かった。
いつもよりまして、長くかかったような気がする…
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月13日

◆トラ刈り

妻の友人、Yさんが食事に誘ってくれた。
そこで妻と吉祥寺で待ち合わせ。

Yさんは3/9に家まで遊びに来てくれたのだが
やはり散らかった家に招くのは忍びない。
それに、Yさんの息子Uくんの健康に良くなさそう。
特に、私のPCやら本やらが積み重なった部屋は。

Uくんを抱いて現れたYさん。
「今日Uくんの髪の毛切ってあげたんだけど…」
そういってUくんの帽子をとった。

Yさんには悪いが、Uくんの頭を見て吹き出してしまった。
トラ刈りもトラ刈り、きれいにシマシマを描いている。
Yさんは几帳面な人で、ものすごく小さな折り鶴を折ったりできる
器用な方なのだが、なるほどUくんのトラジマはまっすぐだ。

でも、そんなトラ刈りのUくんもなかなかカワいい。
…本人は、まだよくわかっていないようだけど。

なんでも、このUくんの髪型をめぐってお姑さんと
ちょっと言い合いになってしまったとか。
「いや、可愛いよ! 写真撮っておきたいぐらい!」
妻もフォローでなしにそういっていた。

通りがかりの若い男の人も、Uくんの髪型を見て
「なかなか似合っている感じですよ。かわいいっスよ」
と声をかけてきたりする。

これからトラ刈りが流行ったりして…
んなわきゃない
ハズしそうなので、口には出さずにおいた。  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月12日

◆Palmのいない日(1)

朝寝坊した。
ヤヴァい! 飛び起き服脱ぎ風呂浴び着替えて家を飛び出すのに15分。
バス停に着くなり1分でバスが来た。

こんなにタイミングいいからには、なんか忘れていそうだなあ…

10分後、駅で気づいた。
いつも持ち歩いているPalmがない!
そして、Palmのケースに入れた定期券も忘れてしまった!

職場との往復で ¥1650 は非常にキツい。
特に、今のような自転車操業のような暮らしでは。
痛い。痛すぎる。

そして、気を紛らわすPalmもない。
音楽を聴いたり、青空文庫などのデータで読書とか、ゲームとか、
とにかく電車のなかでのモテアマシ時間対策がない。
非常につらいダブルパンチであった。
スケジュールとか、アドレス帳とか、必要な時にさっと出せないので
非常に不便な思いをすることになる。

Palmが手元にないだけで、こんなにも落ち着かないものなのか…
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月11日

◆参鶏湯

妻の話によれば今日は「チョボ」といって、
韓国では土用の丑の日みたいなものらしい。
だから日本人がうなぎを食べるように、韓国でも
精のつくものを食べて夏の暑さを乗り切るのだそうだ。
慣習としては補身湯(ボシンタン)という、犬の料理を食べるらしいが
それはちょっと遠慮させてもらい参鶏湯(サムゲタン)という
鳥料理を食べることにした。

ちょうど、駅から家までの帰り道にある韓国料理店があるので
その店に、あらかじめ予約して行くことにした。
まず、キムチの盛り合わせをつまみに韓国真露で乾杯。
日本製の方(壜が緑色)よりも韓国製の方(壜が水色)がおいしい。
キムチも色々な食感が味わえて楽しい。
そして、参鶏湯の登場。下ごしらえした鶏の内側に米や野菜や薬味などを
詰め込み、じっくりと煮込んだこの料理はとても熱そうで
なるほど夏バテに効きそうである。

参鶏湯を食べながら、店の人に妻が韓国に行ったことを話し、
韓国でお世話になった人に韓国語で手紙を書いていると言うと、
「見せてもらってもいい?」と、翻訳を一部手伝ってくれた。
店の方はとても親切で、サービスも良い。
これでまた行くのが楽しみな店が増えた。
通うには、まだ財布の中身と体重が気になるところではあるが…
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月10日

◆確定申告リターンマッチ

こないだ、区役所から通知が来た。
「所得税どれぐらい請求するか計算するから収入教えろ」というような内容。
お役所には逆らいたくない。
払うものはキチンと払いたいし、それだけにキチンと処理してほしい。
数日前から書類を探し回り、かき集められるだけかき集めて
阿佐ヶ谷の区役所まで行った。
職場には訳を話し、お休みをいただいた。

ところが、お役所の人は書類を見るなり困り顔。
「これ確定申告してませんね。お手数ですが税務署で先に申告してきてもらえますか」
3月に申告してない旨を伝えたがあれは「区切り」のようなものらしい。
役所の方は丁寧に説明してくれた上に、医療保険の還付金についてもアドバイスを
少しいただいた。
どうやら、睡眠呼吸障害クリニックの方の領収証を再発行できれば、それも
還付してもらえる可能性があるようだ。

急いで水道橋に行く。
クリニックで訳を話して、一部の領収証を再発行してもらう。
「還付あるといいですね」とクリニックの方もプチ応援してくれる。

ここまでは、まだ良かった…


(プロジェクトXとか言うな)
某は約4ヶ月前、涙をのんだ。
あの日、下請けで金融機関へ仕事に行っていた。
仕事先で面倒があり、書類提出が間に合わなかったからだ。

杉並税務署に向かう。
「申告に来ました」
税務署員は、いつもながらの対応を取る。
「あー、これは前々職の源泉徴収票がないですねぇ」

某は、焦った。
「それは去年申告しなければいけないはずの話ではないですか」

税務署員は、いつもながらの対応を取る。
「去年申告しなかったから、その時の税率で徴収していたのです。
いくらか税金をいただき過ぎのようですし、還付金が発生します」

某は、食い下がった。
「後で提出して、今ここで処理できるだけでもダメですか」

税務署員は、いつもながらの対応を取る。
「書類が揃っていなければ、受け取るわけにはいきません」

某は、我慢できなかった。
「僕はこういう手続きのために休みをとり、それで受け取れるはずの収入が減りました。
キチンと払うものを払いたいと来ている人のに受け取れないなら税金は払いません。
どんな目に遭ってもこの書類しか手元にないし、
受け取らないあなたがたの勝手です」


税務署員は、いつもながらの対応を取る。
「税金を払わないと、延滞ということで不利なことに
なりますよ。それに、書類が揃わないのがイヤではなくて
間違いがないことを納得していただくために必要なのです」

某は、心の中で負けを認めた。
「じゃあ、書類が揃ったら出直します。
でもいつになるかわかりませんよ

税務署員は、いつもながらの対応を取る。
「できるだけお早めに願います」

♪旅は~まだ終わらない~
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月09日

◆痴漢です!

通勤の時に、事件発生。
とある駅で、女子中学生が数名がかりで男性を引っ張り降ろそうとしている。
「駅員さん! 痴漢です!」
大学生風らしいその男は抵抗していたようだが、
まるでアリの集団に組み伏せられたセミみたいに、
ズルズルとひきずり降ろされていった。

以前、痴漢行為をしている奴の手が尻にモゾモゾと当たったことがあり、
痴漢に遭っている女性の気持ちがわかるつもりである。
(そのときの痴漢は私が、3駅区間ほど叱咤罵倒吼辱の極みを与えてやった)
まあ、百億分の一ぐらいの確率で冤罪かもしれないとも考えられる。
でも男ならばあえて抗うな
疑われるなら、その辱めを戒めとすればよい。

そして、本当の痴漢に制裁を。痴漢の「漢」は「おとこ」ではない。
ただの卑怯者だ。
  


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2002年07月08日

◆彼らは何処に?

異星人の文明があるとすれば、いつ地球を訪れても
おかしくないじゃないか、と物理学者フェルミは述べたという。
地球人は宇宙の孤児なのか、それとも現代文明のタイミングが
悪すぎるだけなのか。

ただ彼らを待つよりも、探してみればいいじゃないか。

ということで、電波望遠鏡で受信した信号を解析し
異星人の信号が含まれていないかを解析する「SETI」と
いう計画がある。
そしてその信号解析を世界中のPCで行おうというのが
「SETI@Home」というプロジェクトである。
これは参加者に信号解析プログラムをスクリーンセーバとして
起動してもらい、その結果をプロジェクトの方に返信して
もらおうというもので、世界中の人が「ET探し」に参加している。

私も3年ほど前から登録し、日がな宇宙人探しを手伝っている。
サーバ側から送られているデータはそう大きくないものの、
解析プログラムで処理するのに時間がかかる。
メモリ128MB、CPUがK6-2の300MHzだった頃はおよそ20時間、
メモリ384MB、CPUがPentiumIIIの800MHzの今でもおよそ10時間かかる。
気長に付き合うタイプのプロジェクトなのだ。

私は、この3年間でおよそ150個のデータを解析した。
解析率は400万人中50万位ぐらいのようだ。
こうも数字が大きいと、貢献できているか足を引っ張っているのかよくわからない。
要はグレイだろうがM78星雲の巨人であろうが、努力を怠らなければいい。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月07日

◆妻の帰国

昨日終電を逃した私は、当然朝帰り。
まあ、妻の帰国便が成田に着くのは夕方と聞いているから、大丈夫。
帰宅して、簡単に食事をとって、ひとやすみ…
その後で、妻がうちに帰ってくるまでに洗い物やら洗濯物やら、
積み残しの家事をすませるとしよう。

   *  *  *

…気がつけば、夕方。
そして、妻がもう帰っていた
ちょっと寝ボケている私に、妻は韓国行の感動をすぐにでも伝えたかったらしい。
「とても親切なひとばかりで、とてもとても良かったよ!」
旅好きな妻は、かなりのハードスケジュールで色んなとこを
廻ってきたらしく、見たもの、聞いたもの、出会ったもの、
そして食べたものについて熱く語ってきた。

どうやら、今回の韓国旅行は大成功だったらしい。
以前、ツアーコンダクターをしていたという方から
「色々な国に行ったけど、韓国だけは印象がわるかったなぁ」
と聞いていたが、妻にはこの話をしていなかった。

また、妻は独立記念館やソウル刑務所など、かつての日本との
暗い歴史や重いテーマを扱うところも立ち寄ったようだ。
当初、妻はそこに行くかどうか迷っていたようだが、
「イヤな思いをしていたら見送って、とてもいい思いをしたなら
かえって行ったほうがいいと思う」とアドバイスしていたので
メリハリのあるいい旅になったようだ。

妻はご機嫌であったが、台所に4日間たまった洗い物にあきれ顔であった。
すまん。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録

2002年07月06日

◆オールナイト雑談

神奈川の友人Aの家に遊びにいく。
前に約束していた「指輪物語」の原作本を持っていくために。
他にも、以前から「あげるよ」と約束していたものとか、
借りていたものとか多数多彩なものを抱えていった。

友人Aの仕事のシフトが不定なのと私の生活の不安定さが重なって
なかなかあえずにいたが、今回はタイミングが合ったのだ。
(こないだ「ロードオブザリング」を見れたのは偶然に近い)
近況やら、昔話やら、仕事の話などなど、話し込んでしまう。
いつのまに、終電を逃してしまった。

友人Aと話していて、彼の言葉にはっとさせられることが多い。
時にはキビしい指摘をもらうこともある。
でもそれは自分のための苦い薬でもあるが、ただ…
ただ、彼にとって私はどう役立っているだろう?
損得といった意味での役立ち方でなく、私が彼に何を与えられるだろう?

そういうことも考えさせてくれる友人は本当に貴重だ。
一晩中雑談につきあってくれるというのも、とてもとても感謝している。
  


Posted by yassy at 00:00Σ某再録